荒木飛呂彦先生の本を読む
先日の記事のつづきです。
最近見てる雑誌についての記事の中で登場した本とマンガを読んでみました。
【岸辺露伴は動かない】、【岸辺露伴ルーヴルへ行く】、
それと、【荒木飛呂彦の漫画術】。
【岸辺露伴は動かない】と【岸辺露伴ルーヴルへ行く】はマンガ。
【ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない】に登場する漫画家、
岸辺露伴(きしべろはん)を主人公にしたスピンオフ読み切り短編です。
岸辺露伴は動かない (ジャンプ・コミックス) [ 荒木飛呂彦 ]
岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス) [ 荒木飛呂彦 ]
【ジョジョの奇妙な冒険】はPart3、Parte5 が特に好きなのですけれども、
Part4 の岸辺露伴がとても好きで、
そのスピンオフとなれば興味がないわけがなく、
読んでみて、更に岸辺露伴と荒木飛呂彦先生が好きになりました。
岸辺露伴 ルーヴルへ行く
特に【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】はB5判フルカラーで、
ストーリーや世界観にとどまらず、画集のような美しさも魅力の一冊。
2009年1月、
フランス・パリのルーヴル美術館のテーマ企画展のために描き下ろされた読み切り作品。
ルーヴル美術館が展開する【BD(バンド・デジネ/漫画)】プロジェクトや、
この作品ができるまでの経緯など、巻末の読み物も興味深いものでした。
この本が発行されたのは第一刷が2011年。
もう7年も前のことです。
ジョジョの世界に足を踏み入れたきっかけ
昨年末、【ジョジョの奇妙な冒険】についてはじめてブログで記事にしました。
些細なことがきっかけで、
小学生以来のジョジョを読み始めたこと、
20代前半あたりにでも読み返せば良かったと思ったことなど、
ジョジョの世界に足を踏み入れたことを書きました。
記事は、「わたしが知っているのは第四部までなので、
2018年はその先も読んでみようと思ってます。
圧倒的な世界観を持つ人が作り出す作品をじっくり吟味すると、
これまでに見えなかったものが見えるようになるんですよね。」と、
締めくくり、
今年に入って第5部(Parte5 )を読み終え、いま第6部(Part6 )の途中まで読んだところ。
というわけで、7年も前の本ですが、
わたしにとってはとても新鮮で、
おそらく、これから先も色褪せることなく大切にする本になると思います。
岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス) [ 荒木飛呂彦 ]
荒木飛呂彦の漫画術
【ジョジョの奇妙な冒険】はようやく【Part6 ストーンオーシャン】にたどり着きました。
荒木飛呂彦先生の作品は読めば読むほどに引き込まれていき、
荒木先生についてもっともっと興味が出てきます。
ジョジョの奇妙な冒険 40-50巻(全11巻セット) Part 6 ストーンオーシャン (集英社文庫) [ 荒木飛呂彦 ]
【Part8 ジョジョリオン】を読むまで我慢しようかと思っていたけれど、
我慢できずに、【荒木飛呂彦の漫画術】(2014年初版)を読んでしまいました。
どんな本かというと、本文を参照するならば、
本書は、「王道漫画の描き方」について解説することを目的とした本で、
簡単に言うと「ハウツー本」です。
と冒頭で書きはじめられて、
まず、漫画家志望者のための本ではありますが、さらに広い意味で、
読者のみなさんにとって物事を考えるときのヒントになるのではないかということも、
この本を書く動機です。
と補足されている通りの本です。
この本で読んだことを実践できる漫画家志望者さんがいるとすれば、
漫画家として成功するかどうかは別としても、
物事を整理して展開する能力が身に付くと思うし、
漫画家志望でない人にとっても考え方の基準の整理にとても役立つ本だと思います。
そして、荒木飛呂彦の描き出すマンガの輪郭をはっきり浮き上がらせる本です。
ジョジョの奇妙な冒険をPart8 まで読み切ってから読みたかったのは、
わたし自身が感じる荒木飛呂彦の世界観についての答え合わせを最後にしたかったから。
種明かしを先に読んでしまうよりも、
まずはマンガを読んだ方がいいと思ったから。
結局、我慢できずに読んでしまったのですけれど!
結論から言えば、まだ読んでいない場面についての楽しみもできたし、
これまで読み進めてきた中で感じた違和感の理由も理解できたし、
押さえられないほどに引き込まれた理由もよく分かったし、
いまいま自分自身のことで迷っていたことの糸口も見えて、
衝動を抑えきれずに読んでしまったのは正解だったと思ってます。
でも、この本を読む前に、
短編集【岸辺露伴は動かない】(2013年初版)を読んでおくといっそう楽しめる気がしますよ。
岸辺露伴は動かない (ジャンプ・コミックス) [ 荒木飛呂彦 ]
短編集なので忙しい方でも空いた時間に読めるマンガですし、
ジョジョは知らないけどこの絵に引き込まれると感じたなら、
この短編集をじっくり読むだけでも世界観を感じることができると思います。
そして、岸辺露伴に興味をもったなら、
ぜひとも【ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない】を。
ジョジョの奇妙な冒険Part4(全12巻セット) ダイヤモンドは砕けない (集英社文庫) [ 荒木飛呂彦 ]
更に興味を持ったなら、他のシリーズも好きな順番で。
誰にとっても有益な本などは存在しないと思うのですけれど、
荒木飛呂彦の漫画の世界観に共感する人ならば、
漫画を描くためでなくとも、この本から物事を進めるヒントを得られるように思います。
そして、岸辺露伴がどう動くのか、
きっと分かるはず。
本日の記事に登場した本や漫画は何年も前に出版されたものですけれど、
わたしにとってはいま興味のある現在のこと。
それは時代に関係なく色褪せない【王道漫画】であり、
その描き方を示したハウツー本の正しさをも示す証拠のように感じています。
コメント
はじめてコメント差し上げます。
インテリアのブログを色々見ていてたどり着きました。
まさか、インテリアのブログで露伴先生をお見かけする日がくるとは!私もアニメや漫画が好きで、小野大輔さんが大好きです(о´∀`о)素敵な方ですよね。
なんだか、好きなものの共通点がたくさんある!と思い、思わずコメントしてしまいました(笑)
とてもとても素敵なブログなので、また覗かせていただきたいです(●´ω`●)
マドカさん
こんにちは!
コメントありがとうございます。
とっても嬉しいです(*´▽`*)
しかも、小野大輔さんが大好きなんて、とっても嬉しいです!
わたしも大好きです( *´艸`)
アニメもマンガも露伴先生も好きです♪
きっと、インテリア好きな方にもアニメや漫画が好きな方がいらっしゃると思うのですが、
なかなか出会えないですよね。
露伴先生の記事を書いてみて良かったです!
共通点のある方に出会えて嬉しいです。
ぜひぜひ、またブログに遊びにいらしてくださいね♪
お待ちしてます(●´ω`●)